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「積極的」という言葉に苦しんでいたこと

こんにちは。

3連休は私の実家で過ごしました。

子どもたちはばぁばが大好きです♡

なので私は子どもから手が離れて楽かと思いきや

はしゃぎすぎてケンカしたり、お菓子を盗み食いしようとする兄弟の監視?であまりゆっくりはできないパターンです。

それでも両親とたくさん話せるので気分転換になります。

 

今日は最近読み返した本について書きたいと思います。

私は3年くらい前、次男の育休中に購入しました。


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タイトルの通り内向型の気質に関する本です。

最近(ここ数年)MBTIという性格診断が有名ですが、そちらにも内向型/外向型というキーワードが登場します。

この本では主に内向型の気質をもつ人に対して、内向型/外向型の違い、内向型の人がストレス少なく生きるためのアイデアなどが理論的に書かれています。

 

私が内向型というキーワードを知ったのは約4年前。

当時、kindleの読み放題プランで様々な本を漁っていたときに偶然内向型に関する本を見つけました。

(そのとき見つけたのが上記の本だったかは自信がありませんが、同じようなことが書いてありました)

 

私は幼い頃から比較的おとなしく、自分から他人に話しかけることが苦手、新しい環境になじむまで時間がかかり、学校では授業中に当てられるのが苦手でした。

通信簿などで評価を受ける際には「もっと積極的に」といわれがち。

自分でもそれを気にしていて積極的になれない自分が嫌いでした。

 

ずっと「積極性が足りない」ということが気になりモヤモヤした気持ちを抱えていましたが、勉強が比較的得意だったことや気の合う友人に恵まれ、学生の間は大きな苦労をしませんでした。

大人になっても基本的な性格は変わらずでしたが、何とか就職して仕事環境にも比較的恵まれて平凡な社会生活を送っていました。

 

就職して10年近く、初めて上司と合わなくてつらい思いをしました。

上司とコミュニケーションがうまくかみ合わないこと、上司がそれに対して厳しく指摘することが主な原因です。

当時、上司とは離れた拠点で作業をすることが多く、メールや電話でコミュニケーションをとっていたのですが、電話で話したはずなのに自分の理解が上司が意図しているものではなかったり、連絡をとるタイミングなどについて私の対応が遅いと指摘されることが多かったです。

また上司は積極性を重視しているため私は「積極性が足りない」と評価されていました。

 

上司の指摘は正しいものであることが多く、それを頭では理解できても心がなぜか受け付けてくれないのです。

「指摘に対して改善できない自分はできない人間なのかもしれない」と落ち込みもしました。

 

この時の苦しみについては、夫に相談した結果、会社での等級(等級によってお給料や仕事上の役割が異なる)を下げて上司から求められるものを減らす、という超合理的な方法で状態を若干改善しやり過ごしました。

その後、私は次男を出産し育休を取り、上司は自己都合で退職することになり直接刺激を受ける状況はなくなりました。

 

状況は変わりましたが、積極性がないことやコミュニケーションの相違が発生したことは自分の中でショックでした。

なぜ自分はこうなのか?、積極的な人との違いは?、自分を変えられるのか?ということに興味を持ちそういったことに関する情報をネットで調べたり本を探して読みました。

その中で自分の悩みの原因はこれだ!と思ったのが「内向型の気質」でした。

 

自分は内向型の気質を持っていると分かったとき、子どもの頃からのモヤモヤがすーっと消えて心がラクになりました。

自分が「だめ」なのではない、うまくやる方法を知らなかっただけだと感じました。

自分を無理に変えようとしなくてよいし、積極的な発言を求められそうな場面では「少し考えさせてください」や「考えをまとめて後からメールします」と言えばいい。

 

上司と合わなかったのは、内向型/外向型の違いによるコミュニケーション相違や物事のやり方の違いが大きいと自分の中で整理がつきました。

会社を退職して新しい生活を始めている今、改めて気質について確認をして、自分がつらくならない方法で家庭や社会とつながっていたいと思います。

 

また、同じようなことで悩んでいる人がたくさんいるのではないかと思いました。

私は子どもの頃から長い間悩んでいたので、もし同じような悩みを持っている子どもたちがいたら早い段階で自分の気質や社会で生きていく術を知り自分に自信を持って生きてほしい。

そんなことのお手伝いを将来できたらいいな、とも最近考えています。